宇和海からの贈り物
宇和島の海で育まれる、世界に誇る真珠養殖
宇和島は、日本におけるアコヤ真珠養殖の先駆的な発祥地の一つです。ここで育つ真珠は、真珠層が厚い「厚巻き」と、それによる深い「照り」を兼ね備え、国内外で高く評価されています。その秘密は、リアス式海岸の静穏さと黒潮の恵みにあります。澄んだ海水と冬の冷え込みが「化粧巻き」という最後の輝きを与え、宇和島産ならではの透明感あふれる美しさを完成させているのです。
豊かな自然がはぐくむ真珠養殖
宇和島駅から車を走らせること約20分。窓の外に広がるリアス式海岸の絶景を楽しみながら、心地よい海風とともに海岸線をドライブします。
穏やかな波のきらめきに心を癒やされていると、やがて見えてくるのが今回の目的地。
昭和32(1957)年の創業以来、この海とともに歩み続けてきた老舗、「土居真珠」です。
海と職人が守り続けた、確かな品質
宇和島の職人たちは、100年を超える歴史の中で、ひたむきに真珠と向き合ってきました。 良い真珠をつくる条件、それは 「豊かな漁場」「高い技術」「健康な母貝」「丁寧な管理」の4つが欠かせません。
黒潮の恵み、水温の変化、貝の息づかい…すべてが真珠の輝きを左右します。
宇和島の真珠は、職人の手仕事と大いなる海が共創した“奇跡の結晶”なのです。
世界にひとつ、海が描いたアート
表情の違う真珠を楽しむ
そして、色と同じく個性豊かなのが「形」です。 「バロック(歪んだ真珠)」と呼ばれるその有機的な姿は、決して不良品ではなく、貝が生きた証そのもの。真円が技術の結晶なら、バロックパールは自然が生んだ“唯一無二のアート”です。
世界に二つとして同じ形は存在しません。
真珠を通じてコミュニケーションを楽しむ
どこか懐かしい昭和レトロな面影を残す、穏やかなアーケードをのんびりと歩くこと約10分。そこに位置するのが「井上真珠店」です。
明るい笑顔で出迎えてくれるのは、井上 幸子さん。
ここでは、真珠を初めて手にする方のために「はじめての真珠講座」を開催中。
地元の若者の翻訳サポートを受けながら、自分に似合う一粒の選び方から、長く愛用するためのメンテナンス術まで、初心者にも分かりやすく丁寧に教えてくれます。
人類が手にした初めての宝石
体験で見せていただいた最高品質の真珠には、鏡のように自身の顔がくっきりと映り込みます。 この圧倒的な「テリ」と透明感こそが、本物の証。数多くの真珠に触れ、その輝きの違いを知ることで、自然と審美眼が鍛えられます。
初めての真珠講座をサポートしてみて
Naoya Hanada
シェアハウスはなれ オーナー
オーストラリアから2名の素敵なお客さんをサポートさせてもらいました。私の拙い通訳ではありましたが、内容をしっかり汲み取ってもらえました。一口に美しさの基準が決まらない奥深さを感じてもらえると嬉しいです。